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久司先生の講演会 

本日のオーガニックアイテム

オーガニックコットン ボーダーカーディガン


日曜日、久司道夫先生の講演会に出席するため、東京まで出かけてきました。
演題は「マクロビオティックの未来」

生身の久司先生!にお会いするのは、12~13年前の「桜沢リマ先生100歳の長寿を祝う会」の会場で、スタッフとして挨拶した時と、その後の講演会に行って以来。

雑誌なんかで時々お写真目にしていたけれど、久しぶりにご拝顔~!
なんだか緊張です。

先生が登場したとき、「わあ、やっぱりお歳を召されたなぁ~」というのが第一印象でした。

長身の体をすこし前かがみに、ゆっくり歩く姿は、10年以上前の久司先生の姿がまだ記憶の中にあった私にとって、少しばかりショッキングな印象でもあったのですが・・・

一度マイクを持ってお話を始めると、しっかりとした口調でジョークなど交えながら、以前の久司先生と変わりない様子で一安心(?)

まる2時間、休憩なしで何の資料、メモなどにも目を通すことなく、ずっと立ったままお話をされていました・・・さすがです・・・


内容は、現在の私たち(日本を含めた全世界)が、どんな状況にあるか、ということの情報を交えながら、マクロビオティックの過去、現在、そして未来を視野に入れて、私たちがこれからどこに向かっていくのか、ということをわかりやすくお話してくださいました。

久司先生ご自身のアメリカでの活動についてのお話も沢山聞けて、2時間はあっという間でした。




でも、何よりびっくりしたのは!

再婚された奥様が最後に登場したことでした。

再婚のニュースにはたいそう驚いたのですが、まさかご本人がいらっしゃるとは~。

久司先生、「孫じゃありませんよ。私の妻です」なんて冗談言ってましたが、、、
奥様の年齢などわかりませんが、やっぱり、多分私と同世代・・・?な感じ。

昔から「英雄色を好む」などと言いますが。
80歳すぎて孫くらいの年の奥さんもらった有名人、何人か思い浮かびますが。
男の人って~~~。


何はともあれ、久司先生ご自身の言葉で、今回のお話聴けたこと、とってもよかったです。

でも、先生は、「ともに歩んで行きましょう」とおっしゃったけれど・・・
やはりどこかで、先生、もう次の場所へと移られる準備をされているんだなぁ、という雰囲気がどうしても感じられて・・・
なんだか寂しい気持ちがしたのも本当の所です。
お話の内容もなんとなく、なんとなく・・・

でも、最後に先生からのプレゼント。

文章にすると怪しい?感じもしなくはないのだけれど、ああ、やっぱり久司先生は、
「愛」だなぁ・・・
と思いました。

親の愛です。
(長くなるのでこのことはまた別の機会にでも。)

これだけの大きな仕事をされた方なのに、飾るところもなく、尊大なところが全く無く、先生は先生そのもの。
すばらしいことだなぁ・・・と。


そして3時間、おとなしくつきあってくれた娘にも感謝!
(後でいいことあるって確信してたのもあるかなぁ~。)


久司先生が一生を費やして人のために尽くしてきたことの、ほんの少しのところでも、私自身が本当に理解することができていればいいいのだけれど。

まだまだ長い道のりです。


そうそう、会場にはあの、マドンナのプライベートシェフだった西邨さんもいらしてました。
みんなの視線がぱぁ、っと集まったのでわかりました(笑)

たくさんの人が、久司先生の切り開いた道を辿りながら歩いています。
本当に、すばらしいことです。

桜沢先生や、久司先生が目指した「世界の平和」というものが、いつか実現するのかどうかは、本当に私たち一人一人がどんな気持ちで日々過ごすかということ。

「世界平和」なんていうと、だいそれているけれど、とりあえずは自分の身の回りの平和が実現できること、そう、日々の積み重ねですよね・・・

楽しみながら、これからも自分は「家族のプライベートシェフ」(というとかっこいい~)として、学びを続けながら料理の腕も磨くぞ!
西邨さんの本も買ったし!
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by kamakuraecolife | 2009-10-20 21:18 | マクロビオティック

かわいい~。hand maidです♪

本日のオーガニックアイテム

オーガニックコットン ヘンリーネックTシャツ
リサイクルコットン カットソー


ご近所さんに、とってもかわいい手作りのお洋服を作る方がいます。
mountainjam 浅田麻由(mayu)さん。

エプロンとか、お洋服、小物などを制作して、カフェ(鎌倉だと、こちらもご近所「坂ノ下カフェ」)やイベントで販売しています。

ご本人、いつもお洒落で個性的な格好をしてるんですが、初めて作品見たとき、
「かわいい~~~」と一目ぼれ。

キルティングのパッチワークのエプロンと子供用ベストだったのですが、その色柄の組み合わせとか、ステッチとか、ボタンとか・・・細かいディテールが凝っていて、とても温かみのある、素敵なお洋服たち。

早速、サイズ注文してベストとパンツを作ってもらうことに。

昔から手作りもの大好きで、よく「それ手作り?」と言われるものを身に着けているわりに、全く・・・お裁縫駄目です。
針でちくちくするのは嫌いじゃないんだけど・・・
ミシン・・・機械は苦手・・・

お母さんで子供のお洋服手作りしてる人とか、本当にうらやましいです。

私もいつか・・・
と思って、ミシンは購入したんだけど・・・
作ったのは今のところ巾着、カーテン、子供のベッドシーツ、そして超簡単な娘用スカートだけ。
娘はどんどん大きくなるし、そうなると縫う分量(?)がどんどん長くなる・・・
このままだとミシンが娘の嫁入り道具になっちゃうかも。

でも、かわいいお洋服は見ているだけで幸せです。

もったいなくて着せられない~。
ふわふわしたキルティングの肌触りも最高です!


細かいディテールの部分やパンツもおみせしたいのですが、パソコンの機能を使いこなせてないので(機械は苦手!)とりあえずはベストの正面画像アップします。
木のボタンは、なんと、だんな様の手作りですよ!素敵~。
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by kamakuraecolife | 2009-10-19 23:30 | エコファッション

staff紹介

ecole demi orange staff 紹介


mamiko

・企画運営責任者(なんでもやります)

・ママヨガクラス 講師 担当
・マクロビオティックワークショップ 講師 担当

プロフィールはこちら



chiyoko  ちよ菓子や
・ワークショップ・イベント スイーツ 担当
・フライヤーのイラスト&デザイン 担当

profile

東京都在住
もともとwebデザインの畑出身。
15年ほど前に下北沢のカフェでホールスタッフとして一緒に働く。
その後、都内のカフェ、料理屋などで厨房スタッフとして腕をみがく。
結婚、出産後は都内自宅にて、
「ちよ菓子や」としてナチュラルスイーツの研究開発しつつ、イベントなどでスイーツ担当。
6歳の女の子のママ。


ちゃこちゃん

・ママヨガクラス アシスタント 担当

年齢不詳(推定30歳~)
国籍不明(金髪)
体長約80cm
ヨガクラスの会場のオーナーさんから譲り受ける。
オーナーさんのお嬢さんが幼い頃遊んでいたお人形。
ちょっと大きめサイズでリアル感があるため、びっくりするベビーちゃんもいるけれど、人気者。
ベビーとのエクササイズを説明するときに活躍。


はな

・ママヨガクラス アシスタント 担当
・娘のベビーシッター 担当

年齢1歳くらい
オランダ出身
体長約30cm
娘のお気に入りのお人形。
ほとんど腹話術人形。娘は人前では無口だけど、はなはかなりのおしゃべり。
ヨガ中はたまに一緒にヨガしてみたり、娘とおしゃべりしながらベビーシッターとして活躍。




・ママヨガクラス アシスタント 担当

7歳
7ヶ月の頃から毎週かかさずヨガクラスに通う。
時々お茶菓子配ったりしてお手伝い。
一緒にヨガをするときもあるけれど、人を観察する方が楽しい様子。
はなちゃんとおしゃべりする時だけ饒舌。たいがいは定位置でじっとしているので、気づかれないことも・・・




娘とはな
自宅で時々練習。。。?

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by kamakuraecolife | 2009-10-16 19:42 | はじめまして

ecole demi orange (エコール ドゥミ オランジュ)

ecole demi orange (エコール ドゥミ オランジュ)


フランス語で 

ecole=学校
demi orange =オレンジ半分

という意味です。

ちょっと変わった名前の学校ですが、この名前にはこんな意味があります。。。



かれこれ1年ほど前のこと。

「何かやりたいのに、やりたいことはいっぱいあるのに、やらなきゃいけないことが沢山。主婦の仕事をこなしながら、やりくりするのは時間的に無理。」

そんな風に、ちょっと煮詰まっていた時期がありました。


子供が週3回幼稚園に通うようになってから、以前とは違ったペースと時間の制約の中で自分の時間を確保することが難しくなってきていて、そうすると当然、しわよせは夜にやってきます。

そして結局、
睡眠時間を削る・・・昼間なんとなくすっきりしない・・・効率あがらない・・・ますます時間がなくなる・・・その悪循環。

今まではおうちで一人遊びも平気だった娘も、お外で友達と遊ぶ楽しさを知り、「おうちに帰りたくない~」などと言うようにも。。。

そんな娘を家に閉じ込めるわけにもいかず、公園やお散歩、お友達のお家に遊びにいったり、それはそれで娘にとっても私にとっても楽しい時間です。

でも、実際問題、その楽しい時間も確保しつつ、掃除洗濯子供の送り迎え、3度の食事、お弁当の準備・・・
それ以外のところで時間を作り出すのは至難の業。
おまけに主人も忙しく、ろくに休みもとれない状況。
頼る家族は九州とヨーロッパ(駄目だ・・・)

ワークショップの準備のための資料制作の時間も必要。
ホームページのリニューアルにも手をつけたいし、整理整頓も・・・
ホントはおやつを作ったり、もちょっと手の込んだお料理もしたい・・・
読みたい本は山ほどあるし・・・
時間があるときに、と保留してある雑多なことに手をかけられるのはいつのことやら?
ついでに、行きたい学校だってある!(そのためのお金もない!)

時間がない、いつも何かに追われているような気持ちで日々すごしていました。


そんな状態がしばらく続き、寝起きもすっきりしない毎朝。
ああ~、もうちょっと寝ていたい・・・
せめて今日1日、朝寝坊ができるといいのに・・・
これではまるで学校嫌いの小学生みたいな状態です。


そんなある日の朝、ベッドの中で娘の声を聞きました。


「パパ、今日ね、みかんがひとつあるからね、はんぶんにして、パパにあげるよ。いっしょにたべようね。」


それは、ちょっぴり甘えたような、でも、これから大好きなみかんを食べることができる、という、この上ない幸せな響きの声でした。

食べることがなにより大大大好きな娘。
毎朝起きたらまず、パパと一緒にフルーツを少し、食べるのが習慣になっていました。

昨日の晩、みかんがキッチンにあるのを見ていたのでしょう。

朝起きてまず、一番に考えたこと。(きっと夢にも見ていたかも・・・)


大好きなみかんを、パパと二人で一緒に食べること。


なんだか、そのシンプルで、それでいてものすごい幸せを予感させる娘の言葉に、はっとさせられたのでした。

あれもない、これもできない、と不満ばかり抱えていた私に、その言葉がじんわり胸に響きました。

たったひとつのみかんを、半分だけ食べることにこんな幸せを感じている娘。

かたや、足りないものばかりを欲しがって、自分に与えられたものに満足していない私。


なんだか、娘に恥ずかしい・・・

「足ることを知る」ということを、娘に諭されたような気持ちになりました。

私は無いことばかり、できないことばかりに気を取られて、満足できない状況を自ら作っていたようなものでした。(それは時間のことだけに限らず。)

もっと、自分や家族が幸せを感じるためのことに、気持ちを向けるということを忘れてしまっていたかも。
自分は主婦で、周りに頼れる家族もいない状況。
それは変えられないんだから、今はこの状態でできることをコツコツ続けていけばいいんじゃないか・・・

そのとき、ふっと肩の力が抜けたように思えたのでした。


だから、この「オレンジ半分」は、わたしにとって大きな気づきの言葉だったのです。


その時の気持ちを忘れないように。

きっと、自分だけでなく、他のお母さんたちもいろんなやりくりしながら、主婦でありつつ、家族と、自分の人生を楽しく生きていくための方法を探しながら日々を過ごしている一人の女性です。

きっと、そんなお母さんたちの気持ちが繋がっていくことで、家庭や、地域や、国、そして地球全体が変わっていくことだってある。

自分はそのきっかけ作りがしたくてヨガをしたり、ワークショップをやってみようとしていたんだ。

自分が楽しめない状況をつくってどうする!


だから、私はこの「人と人が繋がる場所」、「何かを一緒に学ぶための場所」を

ecole demi orange (エコール ドゥミ オランジュ)

と呼ぶことにしました。


そして、人は大好きなものを人と分け合うとき、もっと幸せになれる、という意味も込めて。





それから、以下はおまけ。

娘のミドルネームは

solange(フランス語で sol=太陽 ange=天使 フランスにルーツをもつ主人の母のミドルネームにちなんでつけました)

solange ソランジュ
orange オランジュ

ちょっと似ていますよね?

ちなみに、パパの祖国オランダの国のシンボルカラーは、オレンジ色。(サッカー好きな人にはおなじみ。)
なので、オランダの血が半分の娘は demi orange !?

こじつけにしては、なかなかぴったり!


「オレンジ半分」には、こんな意味が含まれているのです・・・


太陽のような、オレンジ色のぬくもりは、母性の象徴でもあるように感じます。
ecole demi orange (エコール ドゥミ オランジュ)は、母として、未来を担っていく、女性のための、お母さんのための学校です。

ゆっくりと、のんびりとした歩みではありますが、
みなさんと、沢山のことを分かち合い、一緒に成長していける学びの場となりますように。



mamiko
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by kamakuraecolife | 2009-10-15 00:44 | はじめまして

稲刈り  家族が繋がる、ということ。

本日のオーガニックアイテム

オーガニックコットン混キャミソール
オーガニックコットンカーディガン


先週、実家の稲刈りを手伝いに九州へ家族で帰省しました。

家族3人そろって行動することがものすご~く少ない我が家。

主人のヨーロッパの実家への里帰りすら、往復の飛行機別々だったり、途中から別行動するくらいなので・・・

行きだけだったのですが、同じ飛行機で同じ目的地に飛ぶなんて!
なんだかそれだけですごく特別なイベントに感じてしまいました。

久しぶりの家族旅行!
目的は実家の稲刈りだけど・・・


今回の帰省は急遽決定。
主人も私も予定を無理やり変更しての里帰り。

前に口約束だけはしていたのだけれど、まさか両親も本気であてにしているとは思っていなかった私。
母からの突然の電話で、「お父さんが、いつ帰ってくるの?って言っているよ」と。

なにもスケジュールを変更してまで帰ることも無いかなぁ、と最初は気が進まなかったのが本音。

でも、祖父母が亡くなって、父と母がお米つくりを続けていたのだけれど、二人ももう若くはないし、いつ辞めるかもわからないような状況。

もしかしたら、この先何度もあることではないかもしれない・・・


私は本当に小さい頃、お遊びで田植えや稲刈りについて行っていたけれど、物心ついてからは全くそういうことには興味なし。
むしろ、そんな現実から目をそむけていたくらいでした。

10代の若者には泥や土にまみれる作業は決して魅力的にはみえなかったし、「実家が農家」というのは、あんまり自慢できることだとは感じていなかったのが正直なところ。

毎年の田植えも、稲刈りも、自分とは関係ないところで行われている、別世界の出来事のように思っていました。


でも、二十歳をすぎ、食べ物のことに興味をもつようになってから、
あ、やっぱり自分の中には農業を続けていたご先祖様の血が流れているんだ・・・
そんな風に感じるられるような気持ちの変化がありました。

人は食べ物でできている。

そんなシンプルなことの大切さがようやく理解できるようになったことで、
家族が田んぼで稲を育てているということが、私にとって、とても意味のあることに変わっていったのです。


そして、それにかかわる沢山の楽しい思い出があったことも、忘れていた記憶から甦ってきたのでした。

わらを束ねて乾かしていた田んぼの中で、転げまわって遊んだこと。

わらの匂いやちくちくとほっぺたに刺さる感覚。

家族みんなで秋空の下食べたお弁当。

なつかしい、田舎の風景の思い出です。


だから、娘にはその田んぼの風景を見せてあげておきたい、と思ったのが帰省を決めた一番の理由。

理屈じゃなく、記憶に残るなにか、
それはすごく大切なことなんじゃないかと。

それは私にとってもそうだったから。



今から10年以上前に、

「土と汗の塾」

という、和歌山にある有機農業の農家に1ヶ月住み込みで農作業をして、子供たちの夏休みの農業体験の手伝いをする、というプログラムに参加したことがありました。

多分、その時が私にとっての初めての農業体験でした。


1ヶ月とはいえ、とにかく、ハードな日々。。。


真夏の太陽の下、にんじん畑に生えた雑草を、えんえんと手で抜く作業とか、

慣れない鍬で土をたがやし、うねをたて、種付けの準備。

毎日、夕方になると腰が痛くて背中をまっすぐにして座れないような状況でした。


他にも、凶暴な雄鶏のとび蹴りをバケツでかわしながら(蹴られるとホントに痛い!)のえさやり。卵集め。

糞とわらの芳香な香りと土ぼこりにまみれての鶏舎の掃除。


正直にいって、ここまで過酷な労働を、どうしてこの農家の人たちは続けていけるのだろうか、と本気で疑問に思ったりも。


でも、そんな作業の日々の中、ちょっとした出来事が、私の気持ちを一変させたのです。

それは、本当に突然起こったことでした。

畑の中で土に向かって汗だくで鍬を振り下ろしていると、突然ふと、涙があふれてきたのです。
なんだか、理屈ではなく、ふつふつと湧き上がってくる感じで。

ご先祖さまが、おじいちゃん、おばあちゃんが、こうやって鍬をふり、汗にまみれ、私たちを養ってくれたんだ、という感謝の気持ちみたいなもの。

なんというか、ありがたい~、という、熱い気持ち。
自分がいかに、家族の愛情をうけていたのか、ということに、今さらながら気づいて愕然としたような。

ばかみたい、自分!と思いながらも、手ぬぐいで涙をぬぐいながら、なんだか、じんわりと幸せな気持ちをかみしめながら、もう、がむしゃらに鍬を振り下ろしました。

それは理屈じゃなく、心と体で「わかった」瞬間、というような感覚でした。


その後、畑で休憩していると、近所のみかん農家のおばあちゃんが通りかかり、一緒にお茶を飲むことに。
しわしわの顔でおばあちゃんが、にこにこしながら言いました。

「わしはのぉ、みんなが笑ってくれていれば、それでいいんじゃ、それだけでいいんじゃ~」っと。

だめだ・・・もう、せっかく涙がとまったのに!
今度はおばあちゃんの言葉に号泣しそうになっちゃいました。。。


なんなんだろう。
この、感動は!

土に向かう、っていうのは、いってみればとっても地味で根気のいる仕事には違いない。
でも、長い人生をそうやって「農」とともに歩んできた人生、というのは、どんなものなんだろう。
私には想像できない。

ここは本当に田舎の山の中。
バスだって通らないし、自販機すら目にしないような場所。

そこに何十年も暮らしてきたおばあちゃんは、「笑顔さえあれば」満足だと。

東京という都会で、洋服や物にまみれて生活していた自分(当時まだアシスタント時代)はいったい、何をやっているんだろう?何をやりたいんだろう?

深夜のスタジオで、雑誌に載せるための靴を100足分並べている私。

銀座の高級宝石店から、何百万円もするジュエリーをリースして、リュックにつめて地下鉄に乗る自分。

私は何を集めているんだろう?誰のために?


まだまだ社会に出たばかりの若造だった私。
なんにもわかっちゃいなかった。仕事のことも、自分のことも。

それでも、ここでの経験は、その後の私の人生に大きな影響を与えました。


自分が農業にかかわるかどうかは別問題として、
やっぱり、人間が生きていく上でとても大切な仕事のひとつであること、
それを自分が身近に感じられるということは、感謝すべきことなんだと、
やっと、大人になって気づくことができた私なのですが。


だから、娘が大人になったとき、記憶の中に家族が揃って田んぼで働いていた、という風景が残っているといいなぁ、という思いが強く沸き起こってきたのです。

自分が食べているお米が、こうやって家族の手によって作られている、という事実を目にすること。

きっと、それは将来きっと彼女にとっての財産になるはずだと。



今回、両親とともに我が家の田んぼで働くのは、私にとってもほとんど初めての経験でした。
(人の農場に手伝いにいくなら、実家を手伝うべきだった!?)

父が腰が痛い痛いといいながらも、男らしく鎌で稲の穂を刈っている後ろ姿。

リーダーとなって指示を出しながら、真剣な顔でトラクターを運転する母の顔。

ぎこちないながらも、みようみまねで作業を手伝う主人の姿。
(日本人じゃないのに、地下足袋異様に似合ってた・・・)

私の後を追いながら、「ママ、がんばれ~」と、土をこねたお団子を差し入れしてくれる娘。

なんだか、「家族」って、こうだったんだなぁ・・・


やっぱり、帰ってきてよかった。

理屈じゃなくって、土と、家族と、繋がっている、という感覚。

 
言葉を沢山かわしたわけじゃないけれど、なんだか久しぶりに家族の時間をすごした、という貴重な体験でした。

きっと、祖父母も、遠いご先祖さまたちも、空の上から私たちの姿をみていてくれていただろうな~と。

すっかり綺麗にかりとられた田んぼを眺めながら、しっかりと、家族の歴史を心に刻みつけました。

来年もまた、家族揃って稲刈りができることを願いつつ。






藁の上にジャンプ!  泥んこになって遊んだ娘。「稲刈りたのしい~」


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by kamakuraecolife | 2009-10-13 22:53 | 日々・・・