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ちよ菓子や chiyoko (そしてカフェと青春の思い出)

私の大切な友人であり、そして最大の協力者、chiyoko と、「ちよ菓子や」をご紹介します。
・・・といいつつ、単に私の思い出話だったりするのですが。。。

chiyokoのプロフィールはこちら

かれこれ10数年前、当時下北沢に住んでいた私たちは、カフェのスタッフとして知り合いました。

私の方が後にお店に入ったのでchiyokoは先輩だったのですが、その可憐な雰囲気とは裏腹に、「ロック命」な意外な一面もあったり、(カートコバーンの写真家に貼ってたよね?)すごくアナログな人かと思っていたら、前はウェブデザインの仕事をしていたとか・・・
はたまた某有名ショップ(古着っぽいお洋服好きな人にはたまらないお店!)の店長やっていたりも・・・

つかみ所のない独特の雰囲気と、すご~~く乙女な繊細さ、プラス、ロック魂!(笑)

男だったら完全にノックアウトでしたよ。(実際モテモテだったなぁ)

そのカフェにいた数年は、私たちにとって、「遅咲きの青春」というか・・・
下北の夜を心ゆくまで堪能し、笑って、踊って、(酔っ払って)、
ひたすら自由で楽しかった日々でした。


ちなみに当時のカフェでの私たちの名言。
「店員である前に人間・・・」

下北の土日はいつもお祭りのように人があふれ、私たちは信じられないくらいの量の洗い物とお客さんの行列に、「ありえない・・・」と言いながらも、笑顔で頑張ってました!(笑)
でも、本当にどうしようもない状況になることもままあり、「それって・・・」というようなお客さんのクレームを処理しなきゃいけない場面もあったり。

そんな時は、「私たちだって、一生懸命やってます!」と、いいたくてもいえない気持ちをこの言葉に込めて、カウンターの裏でこっそりつぶやくのです。
顔で笑って心で泣く!

でも、今となっては楽しい思い出ばかり。
本当に、女子高みたいな、いい職場だったなぁ。。。


カフェを卒業した後、私は縁があって自分でお店を出すことになり、chiyokoはホールだけでなく、キッチンの腕を磨くべく、それぞれ別の進路を歩みました。


お互い、仕事が忙しくてなかなか会えない時期もあったけど、でもいつも近くにいてくれる存在でした。

飲食業は見た目以上にすご~い「肉体労働系」なんですが、私もお店の開店当初やイベント出店していた時など、本当に数時間家に帰って寝るだけで、あとはず~~~っと立ちっぱなし。
目の前に食べ物があるのに、水すら口にできないような・・・

かたやchiyokoも渋谷の超人気店のスタッフだったため、もう、限界超えてヘロヘロで働いていて、私が仕事帰りに深夜に立ち寄ると、半泣き状態で壊れかけていたこともありました。。。

カフェのお姉さんたちは、鍛えられてます。タフです。


そんな時代を経て、お互い結婚。
現場を離れることになったのでした。

ちょうど私の出産1年後にchiyokoも女の子を産み、今度は「ママ友」として、娘たちの成長を見守りながら、一緒に子育てを楽しんでいます。


chiyokoは自分がどんなに忙しい時も、いつもお客さんや職場の仲間を気遣っていたし、「みんなが幸せだと嬉しい」ということを、言葉以上にちゃんと態度で表していて、嘘がない。

母親になって一層、その愛情の深さが増したように感じます。

chiyokoがお店で料理を作る様子は、なんというか、いつも「だれか好きな人のために料理を作っている女の子」の姿に見えていたのだけれど、母親になっても、そのイメージが変わらない。

料理=愛情表現

ということを、本人は意識していないのかもしれないけれど、その立ち姿がそう物語っているのです。

私は飲食店に長いこといて、自分は人様に出す料理を作れる人間じゃないな、ということは、よーくわかりました。
こればっかりは、才能、というか、向き不向きがはっきりしている。
でも、自分は「接客」という仕事が心底好きだったし、それが自分のやるべきことだと信じていたので・・・

だけどchiyokoは、絶対に、料理をつくるべき人なんだと、ずっと思っていました。
(もちろん、接客だってハイレベルな人ですが。)

だから、育児にちょっぴり余裕ができた頃から、chiyokoが、自宅のキッチンでイベントなどのスイーツを作り始めた時、また彼女の「愛情」でつくられた食べ物たちが、沢山の人のもとに届くことは、私にとってもすごく嬉しいことでした。

今は自宅キッチンでの小さな工房、「ちよ菓子や」ですが、きっと将来、彼女のお菓子がもっと沢山の人たちに届けられるようになることを、私は信じて楽しみにしています。
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by kamakuraecolife | 2010-02-05 22:53 | ちよ菓子や