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「土と平和の祭典」

17日 日曜日、日比谷公園でのイベント、「土と平和の祭典」へ行ってきました。

広い公園のあちこちに農業生産団体や、(有名どころでは「大地を守る会」とか「らでぃっしゅぼーや」とか)フェアトレードの商品を扱った団体なんかのブースが沢山あって、本当ににぎやかなお祭り!

今回初めて足を運んだ理由は、主催者である「種まき大作戦実行委員会」の委員長、yaeさんが、前回ブラウンズフィールドでの「green parents party」にも参加していたので、それまでは名前しか知らない人だったのに、なんだか妙に親近感を覚えたりして・・・

あのyae さん実行委員長だったのね〜、ということと、再び「green parents party」主催者の小野寺愛さんたちが「スローマザーカフェ」と題したトークイベントを行うということもあり。

さらに中島デコさんもゲストとして参加するというので、これは是非行ってみなくては、と。
娘とふたり、ピクニック気分で出かけてきました。

若干曇りそらの日比谷公園、結果的には日差しも強くなくてとってもすごしやすい、秋らしい気持ちのよいお天気でした。

中央の広場に建てられた巨大な竹のジャングルジムには子供たちがわやわやと群がり、芝生の上にシートをしいてくつろぐ沢山のファミリー。

思いの外若い人たちがいっぱいで、いろ〜んな世代のひとが、こんなに沢山集まっていることにびっくり。

そうそう、「祝島」のブースもありました。
「上関町の『現初建設計画中止!』を求める署名」を集めていたので、
今はこんなことしか力になれないけれど、署名をし、用紙を何枚かもらってきました。

鎌仲ひとみ監督もトークイベントのゲストでいらしてました。

ここでも、また少しでも多くの人がこの問題に目を向けてくれているといいです。。。


中央の大ステージではライブもやってました。

食と音楽。

これはどちらも人間のプリミティブな部分でつながっていることだから、「祭り」の要素にはかかせないものですのね〜、、、

ということで、私たち食いしん坊親子はさっそく食べ物ブースへ直行。

有機米のおにぎりとか、天然酵母のパンにクッキー、とにかく美味しそうなものがいっぱい!
あれもこれもとつまみ食いしているうちにトークライブが始まったりして、慌ててそちらへ移動。

「エコビレッジ&トランジッションタウンへようこそ!」
というテーマでは、トランジッション葉山の吉田俊郎さんがトークしてました。

おお、ここでも湘南の人が。

・・・と、このイベントを通じて思った事、主催者のyaeさんやデコさんなど、千葉からやってきた人たちと、吉田さんや小野寺さんのように湘南エリアからやってきた人、そして東京を中心に活動している人たち、なんだか、この3つのエリアの混ざり合い、けっこうポイントなのかも、なんて思ったりしたのですが。。。

もちろん、日本全国からいろ〜んな生産者の人たちが参加していて、全国区のイベントではあるのですが、この3つのエリアはかなり重要な意味があるんでは、と。

私も会場をうろうろしていると、「あ、このあいだの映画のイベントに来てましたよね?」と地元の人に声をかけられたり、鎌倉のお店の人に会ったり、千葉で会った人たちに再会したり、、、
ここは東京なんだけど〜、鎌倉?千葉?みたいな。

それにしても、色んな人がエコや農業やエネルギーのことなんかに感心をもって集まり、それについて語れる人がこれだけ集まれるという事、すごい。

ちなみに「スローマザーカフェ」に登場したデコさんは、司会者の人に「私なんでここにいるのかわかりませ〜ん」とか、お子さんの事を聞かれた時に、「えっと、上の3人は日本人なんですけど、下の二人は違います。ちょっと途中で替えてみました〜、なんて」と超お茶目なこと言ってました。かわいい・・・


そんなこんなで?ためになるお話も沢山聞けたし、おなかも一杯になったし、幸せ〜。。。


というところでステージの方から聞き覚えのある歌声が。。。

そうだそうだ、これを聞かなくては!

UA


最近、彼女の自宅が火事になったとニュースになっていました。

それも、全焼。

そんなことが人生で起きるって・・・

だけど、私みたいなのがこんなこと思うのは全く失礼!とは理解つつも、どこかで、彼女にはついにそんな時が来たんだ、というか、これはやっぱり、ある意味神様からのギフトなんじゃないかと。。。

私たちの生活の周りにあるいろんな物質や、愛着や、思い出や、、、

きっと無意識のうちにそういったものに自分がどれだけ縛られているのかと、時々ふと気づかされることがあります。

若い頃一人で旅をしたとき、鞄ひとつで自分はどこにでもいけるし、これだけで生きられる、そんな経験をしたとき、自由ということの無限の可能性に気づかされ、「今生きている」という実感を心に刻みつけられたのを思い出しました。

人は何ももたずに、自分自身でいられる、ということ、

だけど、日常生活に埋没していると、気づかないうちに物や、思い出や、習慣にどれだけ自分が執着して不自由な生活をしているのか、本当に自由ということがどういうことなのか、忘れてしまっている。

だから彼女のような人が火事によってすべてを失うという経験は、個人的な経験というレベルを超えて、なんだかすごく象徴的に思えるのです。

燃やす、この火のエネルギーは、きっと深いところで彼女に呼び起こされたんじゃないのかな、なんて。

究極の状況におかれても、命は守られ、そして彼女がこうやってまた沢山の人の前で歌うということ、これは彼女にしか経験できない、彼女が経験したということに意味があるというか・・・
(勝手な事ばかり言って・・・うまく表現できません。ごめんなさい。)


ステージに立つベリーショートのヘアスタイルにグリーンの衣装をまとったUA、

なんだか、性別とか人種とか、すべてを超越してました。

公園に広がる歌声を聴いていると、あ〜、この人は大地と空としっかり繋がってる、なんて深いんだろう、なんてきれいなんだろう、と、心がじんわりあつくなりました。

「moor」よかったです。

これからも、ずっと聞き続けたいと、改めて思いました。

ほんとにかっこいい!



午後の日が少し傾いたころ、公園を後にし帰路につきました。

たくさ〜ん食べて、竹のジャングルジムで裸足になって遊んだ娘も満足げな笑顔。
帰りの電車では気を失って眠りこけた私の隣で、大人しく一人遊びで時間を過ごしていたようでした。
どっちが大人だ〜。


今日も沢山の希望とか、喜びとか、人とのつながりなんかを実感させてもらい、気持ちいい1日を過ごす事ができました。


日本の未来、地球の未来に責任をもちながら、種をまき、行動している人たちに心から感謝。
by kamakuraecolife | 2010-10-20 00:14 | オーガニック
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