船瀬俊介さんのセミナーへ。

ホメオパシージャパンで企画された船瀬俊介さんのセミナーへ行ってきました。

船瀬さんといえば、「買ってはいけない化粧品」など、かれこれ10数年前からセンセーショナルなタイトルの本を出版して、自然食のお店などでは必ずといっていいほどその著書が置かれている、消費者問題などに精通したジャーナリストです。

私もその代表的な本を読んで、「すごいな~、全部名指しで・・・」と、その内容だけでなく、きっぱりと企業名を出して批判していることに驚いたのを覚えています。

あれから十数年、相変わらず船瀬さんの本のタイトルは

「ケータイで脳しゅよう」(三五館)
「やっぱりあぶない、IH調理器」(三五館)

などなど、一般の人々が何の疑いも持たずに日常的に使用している商品の、裏に隠された危険性などを告発する内容の本を書き続けています。

その厳しい視線、きっぱりとした態度に
「ちょっと真面目で怖い人なのかなあ~」と勝手な想像をしていました。
(今回、その印象は見事に裏切られたのですが。)


セミナーのテーマは「医・食・住」。
(「衣」じゃなくて、「医」なところがポイント。)

日本の医療の問題点、食の安全性について、意見を同じくするホメオパシージャパンが船瀬さんのセミナーを企画したというのは、納得。
むしろ今回が初めて、ということの方が意外な気がしました。


場所は新しく初台から移転した池尻大橋の校舎にて。

まずは会場に入ってびっくり。

これほどたくさんの参加者がいるとは想像していなかったのですが、
ほとんど満員に近いたくさんの人たちがすでに着席していました。

壇上右手には寅子先生の姿も。


講演前に寅子先生から

「朝日新聞で有名な寅子です!」と挨拶してました。。。

そして、にこにこしながら壇上にあがった船瀬先生は、寅子先生に向かって、「嫌われ者同士ですからね」と相づち。
「私はジャーナリスト界のサダムフセインと言われています。」との挨拶にみんな爆笑。

そこから一気にお話を始められたのですが、これが、すっごいすっごい、

「面白~い」

もう、久々にこんなに笑った、というくらい、3時間半笑わせていただきました。

脇に座っていた寅子先生も、必死に笑いをこらえていたり、大笑いしてました。。。

ブラックジョーク満載、実名暴露しまくり、とにかく笑えないような冗談も盛りだくさんだったのですが、役者(コメディアン?)としても通りそうなくらいのモノマネ上手な船瀬さん、特に高倉健さんと安保先生は最高でした。


お話の中でも印象に残ったのは大手住宅メーカーのひどい内情、(これは、船瀬さんでなくても、このごろ色んな本が出て暴露されてますが。。。)

建てて「騙された・・・」と思った方々には本当に、慰めの言葉もないです。

つい最近も、「新築の参議院会館でシックハウス症候群」のニュースが出ていましたが、国民の税金1700億円!も投資しての豪華な議員会館、ここでこんな問題が出てしまうくらい、その対処が全くなされてないということなのでしょう。

建設責任会社の鹿島建設は、
「化学物質が出るなどの問題があるとは聞いていません」
との回答だったようですが。。。

そりゃあ、「うちの責任です」なんて発言したらえらい事になっちゃいますよね。言うはずがないでしょう・・・

シックハウスの問題は今までも、「シックハウスになってしまった人の側の問題」としてしか取り上げられていないし、建てた側の責任を追及するのは本当に難しいようです。

いつでも被害者は弱い立場。
企業の利益が最優先されてしまいがちなこの世の中の仕組みです。


確かに、船瀬先生の本は「こ、ここまで!?」とびっくりする内容が一杯だったりして、それだけに拒否反応する人もいない訳はないと思います。

でも、ジャーナリズムの本当の姿、
いかに私たちが「真実」を知らない、知らせられていない、そして気づかないでいるのか、という事を考えたら、これくらい「ガツン」と世の中に問題定義をする人がいても、いや、いなくてはいけないのではと思います。


私も若かりし頃、ちょっとだけCM作製現場にかかわる仕事などしていましたが、あの経験は、本当にちょっとした衝撃でもありました。

ものすごいお金と、人の力と、そして技術が集結されてつくられるCM製作。

だけど、その膨大なエネルギーは、自分とは全く関係ない、たった一つの「製品」をいかに売るか、という、目的に費やされているだけ・・・

登場するタレントさんだって、本当にその商品を「売りたい」「皆に薦めたい」「自分も使ってる」なんて思っていなくても、その場ではそう演じなくてはいけない。

それぞれの人が、それぞれにベストを尽くして仕事をしてはいるのだけれど、なんだか、「それって・・・」と思わずにはいられませんでした。

そしてほんの数秒のCMにこれだけの人がかかわり、大掛かりなセットが作られ、そしてそして、大量のゴミが発生し・・・

「だめだ。」私には出来ない。。。

自分にも人にも嘘をつきながら、それでお金を得るなんて、なんかおかしくないだろうか?

仕事なんて、どこか割り切らないとやっていけないことなんて、沢山あるでしょう。

でも、若かった私にはそこを巧く消化する事ができませんでした。

CM自体を全部否定しているわけではないけれど、そこにすべての真実があるとは絶対に言えないです。


だから、もっと世の中に出てこないことの中にだって真実がある、そんな社会の仕組みの裏側に隠されてしまっている「本当の事」を知りたいと思ったのかもしれません。

人には「そこまで気にしなくても~」と言われるようなことに興味をもってしまう性格なんだといえばそうかもしれないですが、それというのも結局のところ、


「自分の人生の責任は自分でとりたい」


それだけのことなのかもしれません。

人のせいにしたり、何かに頼って生きて行く人生は面白くない。

だから、自分が信じられる事を探して、判断して、その選択に責任を持ちたい、ということ。



船瀬さんは仲間のジャーナリストから、「よく今まで生きてるね」と言われるそうですが、本当に、かなり危険なところで命を削ってお仕事をされているんだろうな、と。

でも、本人はそれを冗談にし、豪快に笑い飛ばしながら、私たち消費者に「気づく」きっかけを与え続けてくれているのです。

だから船瀬さんには長生きしてもらわなくては。


これからも、沢山私たちを驚かせ、そして世の中を刺激し続けてください。

そしてまた、あの面白トーク、是非聞きたいです!

(ほんとに、あの寅子先生の影が薄くなるほどの存在感でした。)



船瀬さんの著書、いくつかご紹介します。

・「クスリは飲んではいけない!?」 徳間書店
・「アメリカ食は早死にする」 花伝社
・「ホットカーペットでガンになる」 五月書房
・「抗ガン剤で殺される」 花伝社
・「コンクリート住宅は9年早死にする」 リヨン社
・「漆喰復活」 彩流社
・「こうやって直すシックハウス」 農文協
・「巨大地震が原発を襲う」 地湧社
・「気象大異変」 リヨン社
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by kamakuraecolife | 2010-08-16 23:08 | おすすめの本
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